今回は、イェールの学生証を持っている人しか入れないカフェ、つまりイェールの学生限定のカフェを紹介します。
キャンパスの北の方にある「サイエンス・ヒル」と呼ばれる丘の上にある、ガラス張りのカフェ兼自由スペースです。
なかなか中に入るチャンスのないカフェだと思いますので、この機会に紹介したいと思います。
サイエンス・ヒルとは
まず、このカフェが位置するサイエンス・ヒル (Science Hill) の紹介から。
環境学部(School of Environment)や物理学部(Department of Physics)、化学学部(Department of Chemistry)などの理系学部が多く位置し(=なのでサイエンス・ヒルと呼ばれます)、サイエンス・ビルディング (Science Building) という高い建物もあり、ラボや実験室が多くあります。
このカフェ Steep が入っている建物も Kline Biology Tower といい、イェール大学で最も高い生物学部の建物です。
同じ建物には、Marx Library という図書館が入っており、かわうその友人たちも多く愛用しています。
こちらがそんなサイエンス・ヒルの風景です。


カフェ Steep とは
カフェの店名 Steep ですが、steep には
「(坂が)険しい、急な」
という意味があります。
サイエンス・ヒルの丘の上にあるため、斜面を連想させる steep というネーミングにしているのだと思います。
実際、イェールの紹介ページを見てみると、
Steep is worth the climb. (Steep には坂を登る価値がある)
と書いてあります。
後述するように、チェーンの店舗ではなく、イェール大学公式のカフェ店です。
カフェの雰囲気
店内はガラス張りで、日光が降り注ぐ明るい店内になっています。
早朝の誰もいない時間に撮った、広々とした店内です。



広々としたデスクに充電スペースも完備され、ソファー席やイス席もあります。
かわうそは朝授業までの間、ソファー席に座ってYouTubeを見たり資料を眺めたりしながら、ぼーっとしていました。

グループ用の座席もあり、午後になると学生が多く集まり、話しているのをよく見かけます。
カフェのサービス自体は午後3時までしかやっていませんが、このスペースは夕方も空いています。
引き続き店内です。全面ガラス張りは、気分が良くなりますね。


座り心地のいい椅子に丸テーブル。

外のテラス席です。
冬は寒いですが、開放感あふれるテラス席です。
丘の上にあるため、眺めはかなり良いです。
こちらのレジでコーヒーやパンを購入します。

パンも、クロワッサンからキッシュまで種類が豊富です。
ボリュームがあり、値段は結構高めです。


↑チョコクロワッサンとアーモンドクロワッサン。

↑クロワッサンとキッシュ。

↑パンプキンローフとブラウニー。ローフとは大きなパンのひと塊りのことを指し、日本で言うと食パン一切れがこれに近いです。
一度、店員さんがパンをおすそ分けしてくれたことがありました。
翌日が閉業日だけど余っちゃった、みたいな感じだったと思います。
ラッキーなこともあります!
パンの他にももちろんコーヒー類も売っていますし、お菓子・軽食や乳製品も置いてあります。


ただ値段がどうなるか怖すぎて買おうと思ったことすらありませんね。(アメリカの物価は高いです。)
このカフェでものを買うと、Yale Dining という項目でクレジットカードに取引が残ります。
なので、州内のチェーンのコーヒー店というわけではなく、大学運営の飲食店のようです。
実際、サイトを見てみると Eli Bucks (イーライ・バックス)という、イェールの食堂で学生証とひもづけて使える決済方法に対応しているらしく、大学の系列のカフェだということがわかります。
見晴らしもよく店内環境も良好なカフェ、Steep の紹介でした。